三島社会教育委員研修会で講演してきました。2024/1/17

田方ブロック社会教育委員さんの研修会

随分お時間が経ってしまったのですが、1月17日に三島市民生涯学習センターで講演をしてきました!

今回お話させて頂いたのは、社会教育と生涯学習の活動をされている皆様です。社会教育と生涯学習というのは定義がカチリと決まっていない印象で、しかし地域社会の中で様々な人たちが育まれ、互いに互いを尊重し合い、助け合うという活動と受け取りました。そういう方々が各地域で活躍されているのです。

今回はその中でも田方ブロックという、熱海市・三島市・伊東市・伊豆市・伊豆の国市・函南町が対象となります。会は初めにぴりりと引き締まる形で

東部地区社会教育委員連絡会 会長 内山 守さま
三島市教育委員会 教育長 小塚 英幸さま
静岡県教育委員会 社会教育課 教育主査 山村 直さま

お三方のお言葉を賜りはじまりました。

講演+質疑応答

わたしはと言うと、主に何故東京から伊豆に来たのかと、地域おこし協力隊としての実働を是非聞いてみたいということでしたので、あるがままに事例を交えながら1時間お話させて頂き、その後質疑応答15分お答えいたしました。

コンパクトな会場だけどめちゃくちゃ立派な木のスクリーンを使わせてもらい、囲まれ感満載で一体となって対話が出来たことは私にとってとても価値のある時間でした。聴講者の中には涙を流しながら聞き続けてくださる方がいて、日々の社会教育と生涯学習にどう繋げていくかの、新しい視点のヒントとして何かしらお届けできたのではと思いました。

話す中で一番頷いている方が多かったように見えるのは、「現場で見て決めていく」というようなことだったと思います。今回の会場である三島を取ってみれば、IT教育が進んでいて、移住したい場所として毎度名が挙がる場所です。かといって、三島で成功したITの取組や移住施策を、私のいる湯ヶ島で行って成功するのかと言ったら全くそうではないと思います。もちろん逆も然りです。マスコミの情報、国からの情報、人からの噂すべては1つの可能なアイデアで、「実行したら成功するはず」という鵜呑みに状態で行うのではなく、その土地や住民や組織の性格との相性を見ることは重要だと思います。

続いてワークショップ

場所を移して、これまでの講演と質疑応答を経て、さて自分たちの土地ではどんな活動が可能なのか?また何を感じて何を壁だと思っているのかなどを自由に話すワークショップが開催されました。このような会自体はもちろん、ワークショップもコロナ禍で随分と行われてなかったということですが、やはり話を聞いた後、どんな形でもアウトプットの場があるというのは2倍3倍の思考やアイデアを促進させてくれると感じました。そこで何かを発信しようとしなかろうと、大切なことで、やはり黙っていては、止まっていては何も起きないですものね。

最後は三島市社会教育委員 永倉 えり子さまからお言葉を頂き閉幕となりました。

講演を終えて

今回の参加者は60代・70代の方で70%を占めておりました。おおむね元気で楽しくて寝る暇がなかったって感じでした!皆様ありがとうございました!満足度は92%!ということで大変有難い評価をいただきました。感想文もたくさんいただいて、今後に活かせることがたくさんです。このような機会を頂いたことに感謝します。

最後に。アンケートを見てみると、どの視点から今回の話を聞いてくれていたかが如実にわかります。私の性格に関して触れている方もいれば、内容に触れている方もいるし、自分の地域と重ね合わせてアイデアを広げたところまで書いてくれている方もいます。どれもとても参考になります。そして自分を振り返って自分がアンケートに答える時や話を聞かせてもらう時に、何を目的として聞くのかを思い描き聞くことは自分の言葉を作る鏡だと改めて実感しました。

投稿者プロフィール

さとあや
さとあや
「すべての人に、ふるさとを。」
東京生まれ、東京育ち。楽天に入社し後半の5年間は「楽天トラベル」に所属。伊豆を担当した中でも「天城湯ヶ島」というエリアに恋をした人。東京からの移住に取り組むこと半年、伊豆市地域おこし協力隊に合格。そして7か月目ついに移住できる古民家に出会いました。天城湯ヶ島への想いと古民家プロジェクトを中心に綴ります。