大仁自然農法大学校 社会人コース一期生になりました!

そもそもどうして農業大学…?!

東京生まれ東京育ち、虫刺されの反応半端じゃない。土を触ることだって、草を刈ることだって、虫退治すらも怖がっていて何をどうしていいやらわからぬ。そんなさとあやも移住して1年半が経過。

少しずつでも自分から自然との距離を縮めたい!ここ伊豆市は森林面積75%を占めている、緑豊かな土地なのだから。

もう一つの理由としては、当初からある私の信念、今あるものを繋ぎたいということから来ている。今あるものの中でも特に

  1. 空き家・耕作放棄地
  2. 土地の文化(食文化や歴史的文化 etc.)
  3. 美しい田舎の景色

この3つを次の世代へ繋いでいくことを考えていくと、身に着けたほうがいいだろうなと思ったことが自然との距離を縮めるということでした。この辺りに何十年も暮らしながら、農(家庭菜園~農家さんまでレベルは様々)に関わっている人が周りに多いのですが、その人たちは、勉強して自然の知識を身につけて来た…はもちろんだけど、勉強しようと思っていないけどいつの間にか身についた豊富な知識も持っている。

ほんの一例に過ぎないけれど、遠くの山の方を指さして、「じきにあの雲がやってきて大雨になるので撤収しよう」のようにピンポイント予想が出来たりとか、「明日は雨が降るから、今日種植えをしよう。水は撒かなくていいからね。」と、生きることに沿った自然との対話をし、行動出来る人がいる。いや、居すぎる!

何となく雲があるのを見て、降りそうだね~撤収しようか~やだ~足元ぬれちゃう~的なものとは種類が違う。

東京での暮らしは、土と雨の間に分厚いコンクリートが敷かれているだけでなく、ちょっと歩けば地下道があり、お店が軒を連ね、今降った雨水がどこに流れるのかという思考すらも断ち切られている。自然の恵みというよりは、自分を濡らすお荷物的な考えばかりが比重を占めていた。これは雨の一例に過ぎない。

だからこそ伊豆市で何気な~い自然との対話に立ち会うと感動してしまうし、自分もそうなりたいと思う。言うなれば先ほどの何気な~い自然との対話を出来る人たちは、自然の英才教育を受けて来たと言っていいと思っている。一流のスポーツ選手たちも3歳からやってます!みたいなことってよくありますが、自然についても同じだと。

「私には遅すぎた!」とはもちろん思うけど、そりゃあ仕方ない。だから出来ることは自分から距離を縮め、知識をつけるには、自然農法大学がいいなと思ったのだった。そう「自然」と「農業」の仕組みを両方を加速度的に吸収したい!それが出来るコースだ!と受講を決めたのでした。

戻ります。

  1. 空き家・耕作放棄地
  2. 土地の文化(食文化や歴史的文化 etc.)
  3. 美しい田舎の景色

このことを未来に繋げていく為の教育としてこの学びを自分に注入すべきと判断したという流れです。

隔週の週末、合計36日間の自然農法の授業

大仁自然農法大学校の存在を知ったのはたまたま配られたチラシだった。昨年度数回にわたって湯ヶ島地区地域づくり協議会の農業講座があり、スタッフとしての意味合いも含め、何回か部分参加をしていました。

何回目かに配られたチラシが「大仁自然農法大学校の社会人コース」だった。

そこに居たスタッフの方に聞いたらどうやら今年から開設らしい。となりの市にそんな場所があるのかぁ…とりあえずメールで問い合わせてみることにした。締め切りまではまだ少しあり、定員には達していなかった。おー、まだ受講できるのか…ということで一歩踏み出すことにした!

社会人コースってどんなメンバーがいるんだろ?

来る4月8日土曜日、ついに初日。同期は7人であることが判明!その7人は居住地も、目的も、バリエーション豊かでした(笑)まさかの7人のうちの1人に、3月に伊豆市地域おこし協力隊になった方が居て、何よりもビックリしました!!!!爆

カバーの写真が協力隊の伊藤さんとのツーショットです🌸(笑)

我々のようにど近隣からの参加者もいれば移動1時間程の方もいるし、東京からの参加者もいらっしゃるそんな構成です。

生徒のみなさんのそれぞれの自己紹介と目的が話されましたが…

  • プロとして農業をしていく足掛かりにしたい
  • 家庭菜園を身につけたい
  • 自分に自然農法が可能なのか見極めたい
  • 自然農法を身につけたい
  • お金をかけない自然の力を借りる農業を勉強したい
  • 地域活性化する為に(さとあや)

十人十色!!!!爆

そ・・・そうなんだ!ちょっと、いや、だいぶ意外!ガチの就農目指してる人が多いかと思った。そして既に農に携わっている人もいれば、全く初めてですという人もいるんだ~そうか~ほっ!

早速座学と実習がはじまる。

入学手続き的なことや、今後のスケジュール、シラバスなどの基本的な説明が終わると、早速学びがはじまった。

1日目は「自然農法って何?」ということ。それを知るために「慣行農業」と「有機農業」って何?という概念からお勉強がはじまりました。

すごい真剣に聞くつもりがあるのですが、知らない単語が飛び交うせいなのか、途中ものすごい睡魔に襲われて、こっくりこっくりさんになっていました。後ろの人たちは「大きな頷きをしているね!」ときっと思っていたかもしれませんが、寝落ち寸前の挙動でした。(いや、ばれてるよ)

座学!こっくりさん現象の前。

校長先生にも名指しで心配をしていただきながらも、よし!12月まで頑張ろう!と思った座学でした。さらに農機具のお名前や、専門用語の座学もありました。(種まきのこと「播種」(はしゅ)という、とか!)実習の授業では色んな種類の種まきをしました。種を植えて苗に育てます!そしてじゃがいもも植えました。

種まき。元気な苗になりますように。
男爵いもときたかりを植えました。
私たちの畑に初めての種イモが!

いきなり初日で遅れを感じるのでグラレコを書くことにした。

勉強って授業中にはわかったけど、家に帰ったら「あれ、なんだったっけ。思い出せない。」「うまく説明できない」とかザラにある。少しでも自分に学習を定着させたかったので、超ダイジェスト版ではあるがグラレコ(グラフィックレコーディング)することにした。

自然農法ってなに?
専門用語や種の植え方の基礎。
実習:じゃがいもの植え方。

思い付きで描いているので下の隙間が空いてしまっているのはご愛敬…。大したことないと思われるかもしれませんが、この3枚を書くために、調べることや、思い出したり、ノートを開いたりと、想定の3倍以上の3時間半もかかってしまいました😢でもやってよかったです!定着!定着!!!!

ここから12月まで同期7人と楽しんで真剣に進んでまいります!

投稿者プロフィール

さとあや
さとあや
「すべての人に、ふるさとを。」
東京生まれ、東京育ち。楽天に入社し後半の5年間は「楽天トラベル」に所属。伊豆を担当した中でも「天城湯ヶ島」というエリアに恋をした人。東京からの移住に取り組むこと半年、伊豆市地域おこし協力隊に合格。そして7か月目ついに移住できる古民家に出会いました。天城湯ヶ島への想いと古民家プロジェクトを中心に綴ります。