amazonの革のエプロンを育てる計画

>>前回の記事「選択したモノに囲まれて暮らすということ」にも書いたのですが、モノを購入する時に、値段を基準にして(多くを)判断してきたさとあやは、ここから方向転換をして、愛を基準に判断する挑戦をしている。購入する時にいったん立ち止まって「そこに愛はあるのか?」を見てから購入することで、愛あるモノに囲まれて生きることを作って行こうという試みです。

古民家プロジェクトで使うエプロンが欲しい

築50年の古民家をリノベーションしていくにあたってエプロンを探していました。汚れてもいいけど、その汚れすらも愛せる、長持ちする、育てられる、そんなエプロンが欲しかった。

街中でキュートなエプロンを見つけることは出来るのですが、値段を見るとエプロンらしからぬ値段…。もちろんデザインが凝っていて色の組み合わせから、布の丈夫さから、わからなくはないのですが…。これじゃあ作業どころか「汚れちゃう!」。。。って気になっちゃう🐗💦古民家リノベで待ち受けている、壁の漆喰塗り、屋根のペンキ塗り、庭造り、様々なことを妄想すると…。汚れに汚れまくることは間違いない未来なのだ!!!

もちろん街で見る以外でも古巣の楽天、Amazonなどなどと探していたのですが、どうも私のサーチに、値段とアイデアのちょうどいいのがひっかからず!

すると仲間から「これがいいのではないか」と連絡が!(家といい、エプロンといい、仲間がいないと何も探せないYO🐗笑)

>>そのエプロンがこちら!

わーお!かっこいい!!!

しかも100%牛皮でこの値段?!(2021年7月現在)
く・・・詳しく見てみようじゃないかー!!✨

レビューを見て購入を躊躇する🐗💦

さて、冒頭で書いた通り、購入する時に瞬時に反応する「値段センサー」の答えは「安いから買え!」である。だがしかし、私はここで一歩止まって考えることにより、愛するモノに囲まれる一歩を始めると決めたのだ!

レビューを見て困ったのは以下の2点であった。

■開封直後の匂いがすごい!
■皮の色が衣服や、家具(椅子だと思う)についてしまった

amazonレビューより。

開封直後の匂い…どれだけ臭いのだ…?さとあやが耐えられない程くさいのか…?

いや、たぶん大丈夫。匂いはどうにかなりそうな気がする!笑

だが色落ちは気になる。さとあやは白いオーバーオールや、薄い色のTシャツを着て作業するつもりであった。もちろんそれらは作業着として着るので、汚れていいものなのだが、でもなるべくなら色はつけたくないし、予期せぬ場所についてしまってガッカリするリスクは減らしたい。

すると友達が言いました。

「洗っちゃえばいいじゃん」

私は耳を疑いました。さとあやにとって皮は、水に濡らしてはいけないものだったからです。実際皮の小物などを水に濡らしてしまうとシミになっているもの多数。もはやそれ以上思考したこともないくらいとにかく皮に水はダメ!でした。

「自分だったらぬるま湯で2~3回洗って、色落ちを楽しんで育てるな~!」

そういうこと?!?!?!一気にさとあやの考えが変わりました。「育てる」という言葉に、愛を感じたからです!そう、つまり、色落ちやにおいの問題があるならば、自分の責任で育てながら解消すればいいのだし、最悪もしこのエプロンが水に濡らしたことでよくない結果になったとしても、この値段であれば「仕方ない…!!!」と腹をくくれると思えたのです!🐗

というわけで購入決定!届くのを待って育てるぞ!と意気込むのでした。

エプロンが届いた!

早速自宅前に置き配されたエプロンさん!はじめまして!!

STEP1 開封

箱を持った瞬間、違和感。ずっしり…。

「…?重い…」

※後からわかったのですが、1.6キロあります。笑( ´艸`)

さあ、開けます!どれだけの匂いを放つのか?!

・・・

・・・

いける。

大丈夫でした。笑 これはレビューのおかげなのか?構えていた分、耐えられる範囲の匂いでした。いわゆる牛皮の匂いです。ただ、ビニールに閉じ込められていた皮の匂いが一気に解き放たれるので、普段はここまで凝縮された皮の匂いを急に嗅ぐってことは都会にいたらあまりないのは間違いないでしょう。笑

まずは3日間ハンガーにかけて放置しました。

STEP2 洗う

3日間吊るして、押し込められていた香りは随分と散りました。梅雨で雨が続いていたのですが、思い切って洗うことにしました。

お湯は37度に設定。洗剤は使わず、手で洗い、手で絞る。

1度目の洗い

浴槽でまずはシャワーをエプロンにあてます。するとどんどん皮が濃い色に…(不安よぎる🐗💧)濡らしているので濃い色になるのは当然なのにね。。。

すると皮についた細かいカスが次から次へと出てきます。そして茶色がどんどん出てきます。

「こりゃ、色が服に移るわ。」

ある程度落としたら、次は浴槽にうすーくぬるま湯を貼って、手でじゃぶじゃぶ。疲れてきたところでお湯を抜いて、手で絞る。でも皮は重いし、厚いし、絞るの大変🐗💦

がんばれ!さとあや!今わたしはエプロンを育てている!!笑

無事に絞り終わったら、エプロンをハンガーにかけます。1.6キロのエプロンが水を含み、重さは2倍?!プラスチックのハンガーが折れそうなくらい曲がってますが気にしない!!
2日もすれば乾きました。梅雨時期は1日では乾かない!

2度目の洗い

乾いたエプロンを「そろそろか…」と2度目の洗う機会へいざないます。はっきりいって、めんどくさい。爆 そう、育てるのはいつだって面倒が伴うのです!

1度目と全く同じく、37度のぬるま湯で洗います。もう最初から浴槽に薄くお湯を貼って、洗い始めました。2度目はカスも全くでないし、色もほとんど出ない状態になっていました。おおー。

手で絞るのも疲れたので、洗濯機で短めに脱水。やはり2日干しました。

本革2度洗いエプロン、ついに出来上がり!

できたー!というわけで、それがこちらー!

大雑把なさとあや的には何の問題もなし!解き放たれる匂いは無し!鼻をぐーーーっと近づけてくんくんすれば、もちろんあの皮の匂いです。

仲間の言う通りじゃぶじゃぶ洗ってよかった!愛着が湧いたし、汚してもいいし、下の衣服への色移りを最初よりも気にしなくていい!

大きい声では言えないけど

皆さんもやってみてーーーー!!!(大声)

↑おい。

投稿者プロフィール

さとあや
さとあや
「すべての人に、ふるさとを。」
東京生まれ、東京育ち。楽天に入社し後半の5年間は「楽天トラベル」に所属。伊豆を担当した中でも「天城湯ヶ島」というエリアに恋をした人。東京からの移住に取り組むこと半年、伊豆市地域おこし協力隊に合格。そして7か月目ついに移住できる古民家に出会いました。天城湯ヶ島への想いと古民家プロジェクトを中心に綴ります。