ほうきで飛べない2か月間

「おちこんだりもしたけれど、私は元気です。」

東京から伊豆に移住して1年経った8月上旬から

今日までの約2か月間をひとことで表すとこのセリフです。

このセリフは私の好きなジブリ映画

「魔女の宅急便」の最後のセリフでもあり、

糸井重里がつけたキャッチコピーでもあります。

気づけば8月10日のブログを最後に

約2か月間更新をしていませんでした。

魔女の宅急便・主人公のキキは

ほうきで空を飛べなくなってしまうシーンがあります。

私もそれでしょうか?(笑)

飛べなくなってしまったことに対しキキは何とかしようと

草の坂道で一生懸命練習しますがそれは叶いません。

「魔女って血で飛ぶの」というセリフが表すように

努力と、実際に飛べることが結びつかない

そんな時期を過ごします。

キキの場合はトンボに恋をしたり

今までにない人間関係が出来

子供から大人になる過程で飛べない現象が起きたのかなという描写です。

さとあやは8月上旬に個人的に大変ショックなことが起き

ブログを書くことや、SNSを更新することのインスピレーションが

湧かなくなってしまいました。

もちろんキキのように飛ばなくちゃ!と

執筆やカメラに向き合いましたが

「無」になってしまったんですよね。

この書けない状態を

「いやプロだったら何があろうとも書くのだ」とか言って

自分を鼓舞しようとも思ったのですが

そうではなくて、悲しみや怒りと一緒に過ごそうと思い

ミーティングや人と会い声を通して会話することや

紙のノートに向かう時間にすることにしました。期限を決めずに。

SNSの中ではフォローしている人々は相変わらず更新を続け

ただ眺める側に回った時に、「なまけてるなわたし」

なんていう雑念が流れることも当然あったわけですが

書こうにも、飛ぼうにも、それは無理でした。

何が起きたかは今は書きませんが、

今回のショックな出来事を聞いた人たちからは

「田舎によくあるやつだね」

と言われる、そういうことでした。

(それを現地の人が言うのが不思議)

プラスに捉えることもマイナスに捉えることもせずに

ものごとや日常に向き合うということは

むしろ大人な行為だとも感じ、

フラットに物事をただ見ることに費やした月日でもありました。

さて、実は6月17日に会社を興しました。

(いきなりだな、おい。)

何をする会社なの?

と当然ながらたくさんの人に質問され

決めてない、だったり、想いだけを伝えたりすると

「それでいいよ」と力づけてくれる人と

「甘いやつだな」と力づけてくれる人と

両方いました。(笑)

人の愛情は様々で、

どちらもその人の観点では正しいことをいっているんだなとも思います。

その時の私に欲しい言葉ではなかったり、受け入れがたかったり

タイミングや自分の器の大きさによることもありますが

ここから私の会社を本格的に動かしていこうと思います。

この話はまた次回以降に。

「おちこんだりもしたけれど、私は元気です。」

さとあや大丈夫か?!と心配した人…大丈夫ですっ!!!!(笑)

投稿者プロフィール

さとあや
さとあや
「すべての人に、ふるさとを。」
東京生まれ、東京育ち。楽天に入社し後半の5年間は「楽天トラベル」に所属。伊豆を担当した中でも「天城湯ヶ島」というエリアに恋をした人。東京からの移住に取り組むこと半年、伊豆市地域おこし協力隊に合格。そして7か月目ついに移住できる古民家に出会いました。天城湯ヶ島への想いと古民家プロジェクトを中心に綴ります。