さとやまつくる株式会社ってなんの会社?

社長ってすごいわ…(憧)

社長ってすごいわ。

個人事業主もすごいわ。

とにかくすごいわ。理由は考えたことないけど、自分とは違う人種であり志の人たちだわ。

わたしにはそもそも無理だし、興味もないし、一生やることはないわ。

それが私にとっての社長であった。

サラリーマンとして成績を残すことが楽しい。

決まった目標をもらってそれをどうやって達成するか考えて、攻略するのが面白いのだ。

そういう種類の楽しみ方は十分知っているし、それで十分満たされていた。

そうやって楽しんで働ける裏には「社長」と呼ばれるひとたちが

歯を食いしばって踏ん張っているから、さとあやはただ楽しんで働けるのだ。

本当にそう思っていた。

地域おこし協力隊という働き方が抵抗の境界線を曖昧にした

さて、それだけ興味を示さなかった社長業。

そんなさとあやが何故社長やってるのか。

色々あるけど1つは2021年9月に委嘱した地域おこし協力隊という働き方だと思う。

伊豆市の地域おこし協力隊は

  • 市との雇用関係はない
  • サラリーマンではないが毎月の給料(正しくは報酬という)がある
  • 個人事業主です

です。単に地域おこし協力隊になりたかったのですが、あれ?

自分には向かないと思い込んでいた個人事業主に、条件上なっていました。

(ちなみに市町村と雇用関係にあるタイプの地域おこし協力隊も全国にはたくさんあります。その場合は副業をすることは出来ません。)

というわけで、個人事業主にいつの間にかなりました。(;´∀`)笑

もちろんこの地域おこし協力隊に関しては、決まったお金を毎月頂けるわけで、

「そりゃほとんどサラリーマンじゃん」ということなわけですが、

それでも、形態的には個人事業主で間違いないわけで、

言葉の違いであったとしても、私の思い込みに風穴をあけてくれたのでした。グラグラ。

頭の中のスケッチブックとユニフォーム的なTシャツ

実は天城湯ヶ島に移住する前から地方活性化する話題になると「あそこいいよね!」とあがってくる土地へはいくつか訪ねたことがありました。

  • 岡山県 西粟倉村…SDGs最先端の村なのではと思っている。また起業にチャレンジする移住者がたくさんいらっしゃり、村の職員に対して同等の地域おこし協力隊がいる。地元の木を積極的に使った建築物はダイナミックでデザイン性が高く、何をとってももう一度行きたいと思える素敵な村。
  • 千葉のシラハマ校舎…廃校になった学校を宿泊施設やレストラン、ワーケーションに使えるようにしている。校庭には無印良品の小屋(タイニーハウス)が分譲で建てられていて別荘として使われている。真ん中には共同のお風呂があり、学校に宿泊の人もそのお風呂を使う。
  • 山梨県 小菅村…カリフォルニア発祥の小さい家という意味の「タイニーハウス」が点在している村。700人の村全体をホテルだとして取り組んでいます。毎年タイニーハウスのデザインコンテストも行っており3Dプリンターや最新のレーザー加工機を使って小菅村の木を使った製品作りにも意欲的です。

上記の3つは共通することがあって「SDGs」「土地にある材料やあったものを活用する」「最先端」ということだと思う。

つまり世界的な視点から取り組もうという姿勢があり、最先端の技術を使おうというチャレンジ精神があり、なおかつ昔からのものも大切にしようという3つがあるのだ。

さとあやはそれらにとても魅力を感じ、スケッチブックに絵を描いたのでした。こういう村があったらいいなぁ。ただただそれはその時絵に過ぎなかったんですけどね。

同時に精神的なことにおいては、このブログの題名にも自己紹介にもあるように、「わたしには田舎(ふるさと)がない!」のですが、それでもふとした景色や光や匂いや音で「なつかしい…」とふるさとを感じたりするわたしは、全ての人にそういうなつかしさや温かさを体験する機会を作れたらいいなぁと思っていました。

なのでその想いをTシャツにして、毎日の活動着にしています。「すべての人に、田舎(ふるさと)を。」が鏡を見た時も、洗濯物を干すときも、会議に行っても人に読んでもらうことで、常にそのことを背負って歩いています。

有楽町の移住フェア。市役所の方も着てくれてる!

そういう動きをしているからか、同じ想いを持った仲間が仲間を集めて来てくれました。いつしかわたしを含めた仲間5人が「会社つくろうか」となったのでした。

社長は?

さとあや!

ということで、さとあやが代表を務めさせてもらっています。

まさか、まさかの、人生初社長です。

さとやまつくる株式会社とは?

さて。

さとやまつくる株式会社って何する会社?と聞かれたら、先ほど出てきたスケッチブックに書いた絵をひとつひとつ現実世界で形にしていく会社かなと思っています。

スケッチブックに絵を描いてからは2年くらい経つと思うけど、あの頃は全く「どうやるの?」と夢物語もいいところで、梯子をどう登るの?どころか、はしごかける場所ないじゃんってくらい現実味のないものでした。

今は書いたもののいくつかは、ちょっとずつなら出来そうだと思えます。

スケッチブックのひとつひとつを形にしていくと、それは昔ながらのさとやまをつくることに繋がるって思います。

具体的なことはまた次回以降書いていこうと思います✨

投稿者プロフィール

さとあや
さとあや
「すべての人に、ふるさとを。」
東京生まれ、東京育ち。楽天に入社し後半の5年間は「楽天トラベル」に所属。伊豆を担当した中でも「天城湯ヶ島」というエリアに恋をした人。東京からの移住に取り組むこと半年、伊豆市地域おこし協力隊に合格。そして7か月目ついに移住できる古民家に出会いました。天城湯ヶ島への想いと古民家プロジェクトを中心に綴ります。