伊豆月ヶ瀬の梅狩りと梅しごとデビュー!

梅しごと。その言葉の響き。完全に東京人の憧れ…。伊豆市の月ヶ瀬という地区には梅林がある。そのことは随分長く知ってはいたのだけれど、旅行業に勤務していた時はなかなかそこに時間を割くことが出来なかった。また時季ものなのでタイミングを逃し続け、ようやくデビューに至ったというお話。
梅しごとという響き。
なんだその梅しごと、とは。「しごと」なのか。都会の仕事とは同じようで違う気がする。お金と絡んでいるものではなく生活と密着した響き。そしてそれをしごとと言えちゃうかっこよさ。いいな、いいな、いいなとその時期にうらやむ単語である。移住して10か月、ついに梅しごとに取り掛かることが出来る!
キタ——(゚∀゚)——!!
母のお店でめちゃくちゃ人気になった梅酒
母は亀戸でお店をやっている。家庭料理を出す小さなお店だ。実は昨年空き家探しで伊豆を訪れた時に梅が安く売られていて梅を使って何かをやったこともないのに1キロ程、買って帰ったのだ。買って帰った割にいい加減な娘(さとあや)で、どうしようかと2人で考えることになり「梅酒作るかー」とクックパッドみながら初めての梅酒を作った。
私はその梅酒の味を知ることなく伊豆市に移住したのだが、なんとその梅酒が茶色くなったころお客様が頼みだし、大人気になり、割とすぐになくなってしまったらしい。
気をよくした母はお店で出す梅酒を仕込む気満々でいざこの月ヶ瀬梅林の梅狩りの為に伊豆に乗り込んだのであった!!(すごいぞ母!)
梅狩り開き初日にレッツ梅林へ!
色んな噂が飛び交っていて数日前からドキドキしていた。「すぐになくなっちゃうらしいよ」とか「採るの難しいよ」とか…怖すぎる…初心者の我々親子は何も採れないのではないか…|ΦωΦ)(ビビりすぎ)
いざ車で梅林へ。国道から3分ほど鋪装された坂を登っていくと梅林が開ける。月ヶ瀬梅林の駐車場にはたくさんの車が停まっていて「梅はないかもしれない」(大袈裟)と不安でいっぱいになる|ΦωΦ)(笑)

不安は杞憂に終わる。月ヶ瀬梅林の手厚いサポートに感動。
梅狩りというものもよくわかっていない佐藤親子はどぎまぎしながら駐車場にいるスタッフの皆さんに導かれるのであった。
「自分でカゴ持って行った方がいい?」
「どこへ行けばいいの?」
…なんか周りの人たちはスタスタ歩いていて慣れているように見えるなぁ~。(不安)
ちなみに我々が持って行ったのはスーパーにあるカゴみたいなやつ2つと、軍手を持っていきました。結果的にあってよかったって思ったけど、無くても全然問題ないです。手がかぶれやすい人は軍手あったほうがいいのかもだけどかなりの方が素手で採っていました。
そしてカゴは貸し出してくれますので、特になくても大丈夫◎
意外と手が届かない梅の木。
さて、わたしたちの目当ての梅は
・傷がなく
・大粒
色んなサイズの梅があり、みんな何を作るかで選んでいそうでした。
私たちは梅酒を作りたくて、大きな青梅がいいなぁとウロウロ。広大な敷地に梅があるのですが、山の下の梅の木からみんな手を付けていきますよね。さらに山の下のほうにある梅の木で、且つ手が届く範囲の梅から無くなっていきます。どんどん目移りして、隣の木、それまた隣の木…とどんどん移動して大きな梅を取ろうとします。
梅の木って背が低そうに見えるけど実際近くに寄ると手が届かないです。
お母さんと2人で
「届かないね…」(´・ω・`)ショボーン
ってしゅんとしていたら目に入ってきたものが…。
よく見ると様々なところに道具が落ちています(実際は置いてくれているのだと思う)
・カゴ
・コンテナ(よくミカンとか入ってる四角いカゴ)
・枝に引っ掛ける為だけの棒
・はしご
わたしたちの周りにはそんな道具がありました。もしかしてこれ使っていいのかな…よく見ると月ヶ瀬梅組合の文字。使わせて頂きました。これらの道具により梅の木の上の方の実に手が届きました!!!
周りの方も使ってるのを見てさらに安心。
それでも手が届かないものは枝に棒を引っ掛けて
ゆさゆさゆさゆさ!
お母さんの頭の上に落ちる(笑)
そんな風にして1時間程梅狩りを楽しみました。
狩った梅を計測→お会計
さて、梅林には大きな建屋があり、そこで計測をしてくれます。まるで健康診断のようにみんなが並び、測りに乗せるのを順番に待ちます。

ドキドキ。中には梅の上に山菜を乗せたおばあちゃんもいました。きっと梅の木のすぐそばに生えていたのね。
さて我々の番になりまして、計測器に載せます!

梅を持って駐車場まで送迎してくれる。
梅を持っていなければ大した距離ではないのだが、大量の梅を持って坂を下るのはなかなか大変である。(つわものは20キロとか30キロとか収穫する。)そんなお悩みを解消するべく梅と人の送迎の車がひっきりなしに来てくれています。。。至れり尽くせり…。ありがとうございます…。たかが5キロですが梅と親子を乗せて、駐車場へ無事到着。
さて梅酒をつくろうじゃないか!
運ぶのはつらいので事前にネットで以下の3つは揃えておきました!宅急便に感謝です…!!!
4キロの梅で梅酒を作る材料です。
上記の商品をそれぞれ4つずつ買うというわかりやすいレシピであります!

梅しごとの「梅酒」しかやってないけれど、無事に伊豆でのデビューを果たしました!
楽しかった!!!みんなで飲める想像をするとニンマリしちゃう。遊びに来たらみんなで飲もうね!
投稿者プロフィール

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「すべての人に、ふるさとを。」
東京生まれ、東京育ち。楽天に入社し後半の5年間は「楽天トラベル」に所属。伊豆を担当した中でも「天城湯ヶ島」というエリアに恋をした人。東京からの移住に取り組むこと半年、伊豆市地域おこし協力隊に合格。そして7か月目ついに移住できる古民家に出会いました。天城湯ヶ島への想いと古民家プロジェクトを中心に綴ります。
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